ここでは主に、「射法八節の注意点」について列記します。
管理人がふと思ったことなど気づき次第、追記します。
個人的な見解もありますので、間違いや意見などありましたらご指摘願います。
- 足踏み
足の角度は60度を守ること。
一足の場合、右足が開き気味になりやすい。→右腰が逃げ胴造りが安定しなくなる。 - 胴造り
3重十文字を意識する。
特に縦線は頭を上から押してもらい、その力を押し返すよう伸びると意識しやすい。
ひかがみ(膝の裏)をしっかり伸ばす。 - 弓構え
妻手の手の甲を上に向けるイメージ。
弓手は親指+3本指で輪を作る。
物見:これから弓を引くぞ!と気を定める。
的は注視せず漠然と見ること。→的にとらわれると体が硬くなってしまう。 - 打起し
弓のうらはずを天井に突き刺すイメージ。
高く遠くを意識する。低いと無理に力が入りやすい。 - 引分け
手の内を定める。9割完成。
弓手と妻手のバランスを体の感覚でとる。
弓は引くのではなく、開くイメージで。特に右肘を意識して弓を開いていく。
大三までは手の内は空回りさせる。それ以降は空回りはダメ。角見を利かせる。
手の内は握卵・傘を持つ手のイメージ。強く握らないこと。 - 会
永遠の引分け。5重十文字の完成。
矢筋の方向へ残身のイメージを残す。 - 離れ
瞬間的な気の発動。
離れは軽く鋭く。余計な力はいらない。
グーのまま残心の位置へ持っていくイメージで。 - 残身
射の完成。ここを目指して弓を開いていくこと。
- その他
試合・審査では誰でも緊張するもの。緊張に身を任せる。
後は自然に体が動くような練習を心がけること。
特に取りかけまでは緊張するが、物見で気を定め、
打起しからは一気に引くつもりで。
日本人の禅に魅力を感じ海外でも注目されつつある。座禅に対し弓は立禅である。
以上です。